レンタルサーバーを活用していきたいと思ったときには、エンジニアがいなければならないのかを知りたいと考えるでしょう。エンジニアを採用して対応してもらわなければならないのか、簡単に自分でも使えるのかという疑問はよくあります。

この記事ではレンタルサーバーの利用時にエンジニアが必要なのかを詳しく解説します。

お試しでレンタルサーバーを使うときにはどんな会社を選ぶと良い？

レンタルサーバーの選定はエンジニアでなくても可能

レンタルサーバーを利用するときにはまず利用するサーバーを選定して契約する必要があります。レンタルサーバーの選定の時点でエンジニアが必要かどうかについてまず気になるでしょう。結論としては、ある程度の知識があるならエンジニアがいなくても問題ありません。

レンタルサーバーは容量や通信速度、安定性などについて、用途に応じた必要環境が整っているものを選ばなければなりません。ただ、エンジニアとしてサーバーやネットワークなどを専門的に学んだ人でなくても選定することは可能です。

コスト面も考慮しなければならないので、エンジニアだから選定できるというわけでもありません。ある程度のサーバーに関する知識があり、経営やビジネスについて見識が深い人が選んだ方がコストパフォーマンスが高いレンタルサーバーを選び出せます。

ビジネスに強い経営者と専門性の高いエンジニアが協力してレンタルサーバーを選べば理想的でしょう。ただ、レンタルサーバーを選ぶだけの目的でエンジニアを起用する必要はあまりありません。不安があるならITコンサルタントに相談して第三者としての意見をもらい、適切なレンタルサーバーを選定するくらいの方がコストを減らせます。

レンタルサーバーの活用にはエンジニアが必要

レンタルサーバーを利用する目的には自社ホームページを設置して運用したり、サービスサイトを構築したり、ブログで情報発信をしたりするといったさまざまなものがあります。レンタルサーバーを選んで契約したら自然にホームページができるわけではないので、活用することが必要です。

ホームページ制作やウェブ開発などをするにはエンジニアが必要な場合がほとんどです。簡単なホームページ制作だけであれば専用のソフトウェアを使えば素人でも作ることができます。ただ、ウェブ開発をしてオンラインショップを作ったり、社内業務の効率化を目的としたシステムを用意したりする場合にはエンジニアが不可欠です。

レンタルサーバーの利用目的によってエンジニアの必要性は異なります。ただ、エンジニアがいないとできることがかなり制限されるので、レンタルサーバーを借りて有効活用していくならエンジニアがいた方が良いでしょう。

レンタルサーバーをエンジニアなしで使う方法

レンタルサーバーを有効活用する目的でエンジニアを採用するのは費用がかかるから避けたいという場合もあります。エンジニアなしでレンタルサーバーを活用していくこともできるので検討してみましょう。例えば、ホームページ制作をするなら制作会社に依頼して制作と実装をしてもらえば問題ありません。

ECサイトや社内システムを構築したい場合にはウェブ開発会社に依頼すれば開発してレンタルサーバー上に構築してもらえます。エンジニアを自社で雇用しなくても、外部委託を活用すればレンタルサーバーを活用することが可能です。

ただし、レンタルサーバーをエンジニアなしで使うときには中長期的な視野を持つことが不可欠です。ホームページ制作やウェブ開発をしてもらった後も、サーバーを安定的に利用できるように監視をしたり、ホームページの更新をしたりするなどの対応が必要になります。

運用のやり方も考えないと、レンタルサーバーを借りた意味が半減してしまいます。ホームページ制作会社にそのまま運用も委託する、サーバー監視を専門業者に依頼するといった対策が可能です。レンタルサーバー以外にも費用負担が発生することを加味して予算計画を立てましょう。

レンタルサーバーを使えるエンジニアの要件

外部委託を通してレンタルサーバーの活用をしていくと費用負担が大きいので、結局はエンジニアを雇った方が良いのではないかと思う場合もあるでしょう。ただ、エンジニアなら誰でもレンタルサーバーを活用できるというわけではありません。

エンジニアのスキルは多岐にわたっているので、まったくサーバーの取り扱いができないエンジニアもいます。レンタルサーバーを使えるエンジニアはいわゆるサーバーエンジニアと呼ばれている人が理想的です。サーバーのハードにもソフトにも詳しく、構築したシステムの運用や監視にも長けています。

しかし、サーバーエンジニアなら1人ですべての業務をこなせるわけではありません。ウェブエンジニアでなければウェブ開発をすることはできないでしょう。両方のスキルを持っていればサーバーの管理や運用、必要なウェブシステムの開発などを手掛けてもらえます。

ただ、ホームページ制作になるとデザインスキルなども求められるので、さらにスキルのあるエンジニアが必要です。レンタルサーバーの利用目的に合ったスキルセットがあるエンジニアを起用するか、複数のエンジニアを揃えてすべての役割をまかせられるようにするのが大切です。

基本としてサーバーエンジニア・ウェブエンジニアのスキルが必要と考えると良いでしょう。

レンタルサーバーの運用にエンジニアを採用すべきか

レンタルサーバーの運用をしていく際にエンジニアを採用すべきかどうかはケースバイケースです。社内にエンジニアがまったくいない状況で、レンタルサーバーの利用を目的としてエンジニアを採用して内製化しようとするとかなりのコストがかかります。

有能で一人ですべてをこなせるエンジニアを見つけるのは容易ではありません。優秀なエンジニアは単価が高いので、採用したいと思っても手が出ない場合もあります。そのため、ある程度のエンジニアが揃っている企業でない場合には、外部委託を活用するのが無難です。

レンタルサーバーの選定時点から外部と協力すると安定して運用しやすい体制を整えられるでしょう。

レンタルサーバーの運用方針を立ててエンジニア採用を検討しよう

レンタルサーバーはエンジニアがいなくても選べますが、運用にはほぼ不可欠です。運用方針を明確に立てるとエンジニア採用をする必要があるかどうかが明確になります。基本的にはエンジニアがいない企業では新たに必要な人材をすぐに確保するのは困難です。

外部委託を駆使して運用できる体制を整えつつ、将来的にはエンジニアを採用して内製化することを検討しましょう。